防災関連設備など
南流山弐番街は、消防法から甲種防火対象物(工場、事務所、共同住宅などの特定の人が出入りする建物で、
収容員が50人以上、かつ延べ面積が500平方メートル以上)に該当します。このため、現在、毎年、管理組合理事会から防火管理者を選任して防火管理を行っています。
次に南流山弐番街の防災関連設備(消火設備、非常警報設備、防災備品)を紹介します。
なお、流山市では住宅用火災警報器の設置が既存住宅にも2008年6月1日から義務付けられましたが、この設備は各住居に住まわれる方が行う必要があります。「住まい」のページに住宅用火災警報器として紹介していますので参考としてください。
また、2008年、当マンションはAEDを設備しました。
■ ABC消火器

メーターパネル |
お住まいの玄関外のメーターパネルに「消火器」と表示されていますが、この中にABC消火器があります。この消火器は普通火災、油火災、電気火災に対応します。火元が小さい場合は対応可能ですが、火が大きくなった場合は本消火器だけでは危険です。消防署への通報を優先してください。なお、本消火器は経年劣化があるため、管理組合で定期的に更新を行っています。 |

ABC消火器(メーターパネル内) |

1階エントランスホールの消火器
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簡易消火器の操作方法 メーターボックスに備えられているのは、胴体に白(普通)、黄(油)、青(電気)の丸印が表示された簡易消火器「粉末ABC消火器」です。この消火器は、「安全ピンを抜き/ホースを火元に向け/レバーをにぎる」という簡単な操作で使えます。東京消防庁が指導する消火器使用のポイントは、次の3点です。
- 姿勢を低くして熱や煙を吸いこまないようにする
- 薬剤は手前から掃くように火元にふりかける
- 風上から風下へ
薬剤の放出時間は10〜20秒で、あせらず確実に火元へ噴射することが大切です。なお、ふとんなどは、粉末消火器で消したつもりでも後から燃え出すことがありますので、さらに水をかけておきます。火災時には気が動転して安全ピンを抜くことを忘れ、消火器を使えなかった例がよくあるそうです。
弐番街で毎年、実施される消火・防災訓練で消火器による消火訓練もあります。参加して取り扱いに慣れてください。 |
【震災時の初期消火】
東京消防庁生活安全課では「初期消火のチャンスは3回ある」と次のように指導しています。
最初のチャンス |
揺れを感じた時です。最初の揺れはそう強い衝撃ではないはずです。そこで火を使っているとき「グラッ」ときたら、その2、3秒後の瞬間をとらえて使用中の火を止めます。 |
2番目のチャンス |
揺れがおさまった時です。勿論、揺れが大きいときは火を止めるのは困難ですので、一旦、机の下などに伏せて、揺れがおさまるのを待ってから火を消します。 |
3番目のチャンス |
出火した直後です。出火後の1〜2分程度ではまだ燃え広がらず、消火器があれば十分消せる可能性があります。ただし、不用意に火に近づいてはなりません。余震によるやけどの危険があるためです。 |
■ 連結送水管
連結送水管は消防署が使う設備で、火災時に消防ポンプ自動車から送水口を通じて送水し、消防隊が放水口にホースを接続して消火活動ができるようにします。各棟の第2階段と第6階段の1階の入口近くに送水口、3階より上の階に
放水口が設備されています。
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[1号棟のエントランス西側] |
[第6階段前] |
[2号棟のエントランス前] *1 |
送水口
放水口
*1:
新宿歌舞伎町の火災事故を契機に消防法第17条の3の3の規定(消防用設備等の点検及び報告)に基づき、消防庁告示が改正(平成14年3月13日公布、平成14年7月1日施行)され、設置後、10年を経過した連結送水管について3年毎の耐圧性能点検が義務付けられました。これに基づいて、連結送水管
の耐圧性能試験を実施したところ、2号棟の連結送水管の地中埋設部分での漏れが確認され、改修を行いましたが、従来の砲金製の送水管が製造中止となり、ステンレスのものになりました。
■ 防火水槽
非常警報設備には非常ベルと非常放送設備があります。
■ 非常ベル

非常警報押しボタン(1階、4階、7階) |

非常ベル(3階と8階に設置) |
非常ベルは火災の発生をマンション内の人に知らせます。非常警報押しボタンとボタン位置を表示するランプは1階、4階、7階、非常ベルは各階段室の3階と8階に設置されています。非常警報押しボタンの操作により非常ベルが鳴動し、管理人室に警報の発生が伝えられます。
■ 非常放送設備

スピーカ(ライオン公園)
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非常放送設備は非常ベルだけでは火災などの状況がわからず、混乱を招くおそれがあるため、使われます。スピーカはライオン公園、放送用アンプは管理人室に設備されています。 |

防災スペース(1号棟 1階エレベータ隣)
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将来、発生が予想される大地震などに備えて、管理組合と自治会と協力して防災備品の整備が進められています。
1号棟の1階エレベータホールの隣に防災スペースが2007年に設けられました。2008年度時点で整備されている防災備品として次のものがあります。
ジャッキ、バール、ハンドプーラー、ハンマー、かけや、つるはし、スコップ、ノコギリ、ファイアーマン・アックス、ナイフ、トラロープ、災害救急箱(医薬品)、担架、台車、脚立兼ハシゴ、テント、ビニールシート、ハンディマイク、笛、トランシーバー、ラジオ(手回し発電式)、ヘルメット、懐中電灯、ガムテープ、アルミ蒸着シート、腕章、軍手、ランタン
、自家発電機
備考: 集会所、管理人室などの別の場所に保管されているものもあります。 |
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