床下給水主管取替え工事

 2004年実施

 

 


外面腐食の状況(調査時)

 『給水管老朽度調査』(平成14年度)で各住居へ給水する各棟床下の給水主管が結露によって外面腐食が進行し、管の支持金物も錆で腐食が進行していることが確認されました。これは当マンションが江戸川に近く、結露しやすい環境にあることが原因と考えられます。そこで平成15年度に対策を検討し、平成16年管理組合定期総会の第5号議案として「1階床下給水主管取替工事」が承認されました。
 同年9月から11月にかけて工事が実施され、従来の内面のみライニングした鋼管から内外面ライニング鋼管に床下給水主管を更新し、配管の支持金物も腐食に強いステンレス製のものに更新されました。なお、台風22号、台風23号の影響で1階床下のピット内が数十センチの深さで水が溜まり、工事期間が当初予定より長くかかりました。

 下の写真は工事時に既存の配管の断熱材を除去することによって確認されたもので、鋼管の外面腐食が進み、近い将来、漏水事故の原因となることが確実であった配管接続部、そして錆びて配管の支持バンドが無くなってしまった部分です。漏水事故が発生する前の適切な時期に工事ができたものと考えられます。


外面腐食が進んだ配管

[工事時の写真]

右と下の2枚の写真:配管の外面腐食進行

最下段の2枚の写真:朽ちた配管支持金物


洗浄後の外面腐食の進んだ配管

左の配管の部分拡大

配管支持金物の腐食が進み朽ちたもの

正常な状態の配管支持金物