家電製品の安全
住居内の火災発生の原因として次のものがあります。
- 漏電
- 電気製品をタコ足配線したため、配線器具に許容以上の電流が流れて過熱して火災
- ケーブルを束ねておいたためにケーブルの放熱がうまくいかず過熱して火災
- 『トラッキング火災』と呼ばれるプラグの刃とコンセントの間に溜まったホコリに流れる微電流が原因となって火災
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マグネット式電源コードにクリップがついてショートして出火(東京消防庁)
これらによる火災を防ぐには次のことを守ることが必要です。
- タコ足配線をしない
- きれいに思えても電気製品のケーブルをしばって束ねない
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テレビや冷蔵庫や家具などの裏の目の届かないところにあるコンセントを時々点検して掃除し、埃がたまらないようにする
。また、使っていないコンセントの差込口にホコリ侵入予防シャッターをつけるのも有効。このホコリ侵入予防シャッターは、子供がコンセントに金物を差し込んで起こす事故の防止にもなる。
- マグネット式電源コードを接続する時には接続面に異物がないか確認する
1970年製造の扇風機が火元となって火災が発生し、死亡事故となったことが2007年8月23日のニュースで報じられました。コンデンサーの経年による絶縁劣化が原因とされます。日本電機工業会の1982年8月から2007年9月の間に起きた事故の調査結果によると54件の事故があり、そのうち30年使用のものが37件とされます。
蛍光灯は安定器が必要で、この安定器は経年により絶縁が劣化することから、使用環境によって差はありますが、およそ累積点灯時間4万時間が寿命とされ、3万時間が交換の目安とされます。(電球型蛍光灯は照明器具側に安定器が入っていないため、対象外。)
下記のリンクの「家電製品の安全チェック」で、電源コードとプラグ、カラーテレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機、衣類乾燥機、オーブン電子レンジ、トースター、電気ストーブ、電気カーペット、電気毛布、電気コタツ、扇風機・換気扇、ヘアドライヤー、リモコン送信機についてチェック方法が紹介されていますので、各住居で
の家電製品のチェックの参考としてください。
「もの」を大切に使い続けることは大切ですが、家電製品には寿命があることをご理解ください。
【リンク】
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