冷蔵庫の選定について

 

 1990年代初頭までは250リットルクラス(幅が55cm位)の3室型の電気冷蔵庫が各メーカーともマンションサイズと称して幅60cm(容量350リットル)を販売の中心においています。そして技術開発もこのクラスが中心で消費電力量は250リットルクラスと逆転している状態です。
 当マンションのキッチンシンクの幅は210cm、そしてその隣の電気冷蔵庫を納めるスペースの幅は57.5cm。残念ながら幅60cmの冷蔵庫は入りません。十数年使ってきた冷蔵庫、少し音が気になりはじめ、「そろそろ・・・」と考えながらも10年前と同じような形のものは気が進みませんし、さりとて最新型の数cm幅の広い冷蔵庫を入れるためにキッチンの大規模改修を行なうというのも本末転倒です。


R-S31HRV (HITACHI)

 そんなことを考えながら電気店を歩いていたら、既存の冷蔵庫の設置スペースにそのまま置け、容量は300リットルに増大し、かつ、現代的に省エネルギー化を果たしたことにより現在主流の350Lクラスと同程度の消費電力量の冷蔵庫を見つけました。商品名は「SLIM 54」(型式:R-S31NSV)。最近の冷蔵庫と同じく上段が冷蔵庫、真中が野菜室、そして下段がフリーザーの構成となっています。冷凍室が最上部にある冷蔵庫は身長によっては冷凍庫の中が見にくかったり、取り出しにくいものですが、この構成ならばそれがありません。子供にもアイスクリームなどを取り出しやすい配置です。
 私が実際に購入したのは同じ形ですが、ノンフロンタイプのR-S31HRV。割高なのですが、「環境のためにできることからする」というところでしょうか。

 

■ 清水さんからのメールのご紹介

 弐番街にお住まいの清水さんから、上記を読まれて購入に際して注意された点につきましてメールをいただきましたので紹介させていただきます。

 我が家で、冷蔵庫購入時に注意したことを参考までに述べます。
 冷蔵庫(幅59cm)の設置場所は横幅の問題もあり、キッチンシンク横ではなく、その向かいに設置しました。(キッチンシンク横には(電子)レンジ台を設置)
 注意したことは搬入(搬出)時でして、キッチン入り口の高さ(180cm)には注意が必要でした。タンスのように上下分割可能な機種が発売されると良いのですが・・・
 ほかには設置後、冷蔵庫の扉を90度まで開けた場合の、向かい側の物(シンクやレンジ台等)との干渉でしょうか。扉を大きく開けることができないと、掃除などで中の棚等を取り外すことが困難になる場合がありますので・・・

 清水さんのお住まいは偶数番号の室、私は奇数番号となり、平面プランとしては左右対称となることで改めて気づかされたことがあります。冷蔵庫の扉の開ける方向は左右を選べますが、電子レンジは(不勉強かもしれませんが)ヒンジが左側か下についているものしか、見たことがありません。キッチンに置く電機製品は常に扉の開き勝手を注意しなければならないようです。