流山市総合防災訓練

南流山小学校区

2003年8月24日

 


井崎市長による開会の挨拶


災害時45秒のサイレン音、15秒無音の繰返


非常通報訓練


救急物資搬送訓練


救急治療の説明


救助訓練のための模擬倒壊建物


消火器を使っての消火訓練


子供たちを交えての水バケツリレーの消火


木地区の大正時代の消火用ポンプ


消火ポンプ(左)による放水


校舎を使った消防訓練


子供たちのQ&Aのコーナー


煙体験ハウス


起震車による地震体験コーナー


NTT、東電、京和ガス、市防災協会、赤十字などの防災コーナー


記念撮影コーナー

 

 南流山地域を対象として市総合防災訓練が2003年8月24日 9時30分〜12時にかけて実施されました。これは毎年、市内の各小学校区を対象に順番で実施されるものです。8月21日より暑さを取り戻したこの夏、炎天下の中で防火服に身をつつんだ消防の人たちは汗だくの中で訓練をこなされていました。また、木地区の大正時代の消火ポンプが整備されて放水訓練に利用されましたが、「現在でも現役で使うことができるのでは・・・」と思われる放水の勢いにびっくりしました。
 1923年9月1日、80年前に起きた関東大震災の月日に近い日程、また、小学校の使用の関係から夏休みの最中のこの日に設定したとの説明ですが、一般参加者は南流山自治会、南部自治会、東町会、木自治会、南流山壱番街自治会、南流山弐番街自治会関係者の総勢78名と、非常に参加者が少ない状況でした。本訓練は、「市役所と関係機関との訓練」という目的と、「大震災の発生時は被害が広いため、行政などの手はとどかないことから、住民の手で対処しなければならない」ということ、そしてその活動方法を広報することを目的としていると考えられますが、残念ながら後者については、参加人数から十分、目的を果たしていないように感じられました。
 毎年、行事としてこなしていくのではなく、「どうしたら多くの市民が参加して防災に対する関心、あるいは被災直後の地域住民による活動力を高めるか」を中心に考えて、事前の市による広報活動に対する努力、日程の設定を市民が参加しやすいものにするなど、従来踏襲型からの転換が必要ではと思われます。「訓練なのだから・・・」と硬く考えず、写真のように記念撮影コーナー、煙体験コーナー、地震体験コーナー、関連機関によるテントの紹介などを前面に出して親子で集まりやすい雰囲気を作ることも必要と思います。まずは、そこに市民が集まらなければ意味をなしませんので・・・。また、市民の参加が多いということは訓練の中心となられている消防関係者、また、関連機関のためにもはりあいのあるものになるのではと考えられます。