竜巻への備え

 

■ はじめに

 2012年5月6日、茨城県常総市で発生した竜巻(フジタスケールF3)によって、常総市とつくば市で建築物等の被害ばかりでなく、死傷者もでました。2013年9月2日、越谷市で竜巻が発生し、越谷市、松伏町、野田市で建物等の被害が生じ、怪我をされた方もでました。そして9月4日、栃木県の鹿沼市、矢板市、塩谷町、宇都宮市で竜巻による被害が発生しました。地球温暖化などに起因する地球規模の気象変動により、日本でいつ竜巻が起きてもおかしくない時代に突入したことを実感させられます。
 気象庁のホームページの竜巻注意情報の解説「竜巻から身を守る〜竜巻注意情報〜」というリーフレットを読んで心の備えをしておくことが必要といえます。

■ 2013年9月2日午後2時20分の空

 竜巻の起きていた時間より若干遅いですが、偶然、南流山から竜巻を起こしていた雲を撮影したのが次の写真です。雲は高く上がり、また低く垂れ込めていました。このような雲を見た時は注意する必要があります。

 

■ 被害状況(2013年9月7日撮影)

 南流山から松伏町などの被害の現場まで直線距離で約10kmです。「私たちの住んでいる地域で竜巻の被害が生じてもおかしくないんだ。どのような被害が・・」と越谷市、松伏町、野田市の竜巻による被害現場へ9月7日、いきました。竜巻の被害から5日経ち、ブルーシートで覆われた屋根が被害箇所を確認する目印になりました。竜巻の被害は線状に生じていて、収穫に近い田の稲はあぜで仕切られた範囲が風でなぎ倒されていました。また、ニュースでも報じられた越谷市立北陽中学校の屋根を吹き飛ばされた体育館の被害状況もわかりました。
 防災科学技術研究所の速報が被害地域を地図でわかりやすく伝えています。

[越谷市]
[松伏町]
[野田市]

 

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