斜面林

 

 新川耕地江戸川と斜面林にはさまれた一帯に広がります。斜面林は防風林としての役目もあり、その中に神明宮浄栄寺愛宕神社があります。大木も多いことから、斜面林沿いの道は気持ちのよい散策のルートとなります。リサイクルプラザの建設によって道路が拡幅されたことから、自動車が増えないかと、少し気になります。
 なお、松戸市の野菊のこみちの野菊の墓文学碑も斜面林の近くにあります。

【歴史】

 江戸は西東京側の武蔵野台地と千葉県側の下総台地の間にひらけました。地球の長い歴史の中で海岸線が変化していますが、上貝塚貝塚でハマグリがみつかっているように昔(5000〜6000年前)はその近くまで海岸線があり、下総台地の西の端に位置する斜面林は昔の海岸線であったと考えられます。川は山から土砂を運んで海底に堆積させ、沖積地となりますが、海岸線の後退によって海底にあったその部分が現在の平野を形成しました。


利根運河堤防より見る斜面林の遠景

流山有料道路近くの斜面林

流山北高校近くから見る斜面林

新川耕地から斜面林を見る