ビデオカメラ用コンバージョンレンズのテスト

 


 OLYMPUS E-100RS には49→55mmのステップアップリングを使ってOLYMPUS B-300やTCON-17の1.7倍を使う方法が紹介されています。(TCON-17のパッケージにはE-100RSの名前が載っています。)

 Hi8のビデオカメラ(SONY TR900)用に購入し,その後DVカメラ(SONY DVX1000)用となっている手持ちの2倍のテレコンバージョンレンズ(SONY VCL-2052K,388g)があり、「コンバージョンレンズばかり増えても・・・、また、うまく使えれば純正品以上の760mmの超望遠・・・」と、ステップアップリング49→52 (Kenko,定価1000円)を入手して撮影実験を行いました。下の写真のようにWIDE端でケラレがあり、ズームしていくとケラレの領域が少し増え、その後にケラレが少なくなる特性で、ケラレが気にならない領域はレンズの焦点距離の50〜70[mm](35mmフィルム換算540〜760[mm])という感じです。しかし、問題なのが、レンズ周辺の色収差が目立つことです。このレンズの限界を感じ、TCON-17を入手することになりました。

 


 E-100RS用のワイドコンバージョンレンズは0.8倍のWCON-08が紹介されていますが、テレコンと同じ理由から手持ちのビデオカメラ用の0.7倍のもの(SONY VCL-0752H,192g)を試してみました。ズーム全域、ケラレなく使えますが、レンズ周辺の画像が流れる感じがします。WEB用に縮小リサイズして使うのであれば気にならないレベルですが・・・。
 ワイド側は他のデジカメで対応でき、「このカメラでなければ」ということはありませんので、そのままです。

 

 

 

【画角比較】

 近くの神社の林をWC使用、ノーマル、TC使用でワイド端とテレ端で写した写真が下のものです。(曇天のため,条件はよくありません。)

 

Wide端

Tele端

WC
26.6mm

266mm
-
38mm

380mm
TC
76mm (ケラレあり)

760mm