天体観測

 


LX50-20 (Meade)
 天体観測というとすぐ「望遠鏡を・・」と考られると思いますが、まず、私の失敗例をご紹介します。
 大口径の天体望遠鏡が欲しいと考えてましたが置き場所がないことから我慢できてました。しかし引っ越して置き場所ができたことから、左の写真の20cmのシュミットカセグレン望遠鏡を入手しました。暫くは使ったのですが、重いこと(総重量35kg)、三脚と鏡筒部分の2つの荷物となって持ち運びが大変で、セッティングに時間がかかることもあり、ほとんど休眠状態となってしまいました。(下記のデジスコによる月撮影に比重が移ったこともありますが・・)
 「え?」と思われる方もいるかもしれませんが、望遠鏡を選ぶとの同じ比重をかけて三脚及び望遠鏡の懸架装置を選ぶ必要があります。強度不足の三脚では高倍率となる望遠鏡では風や人が触れただけで視野が振動してしまい、落ちついて天体観測を楽しむことができません。一流メーカーの天体望遠鏡のシステムはこれらのバランスのとれたものが用意されています。そして私のような失敗をしないためには口径を欲張らないことが重要です。

■ デジスコ

 現在、天体の観測は左下のバードウォッチングで紹介した「デジスコ」と呼ばれるスポッティングスコープとデジカメを組み合わせたシステムによる撮影が中心となっています。目では判別できない月のクレータなどが写真にするとよくわかります。月は月齢によって見える姿が異なり、影に近い部分の地形 が興味深いことから、飽きないで撮影を続けられます。本格的な天体望遠鏡には差をつけられますが、木星、土星などの観察も楽しむことができます。


TS-613とFinePix F31fd組合のデジスコ


2008年6月10日21:34撮影(リサイズのみ)


上の写真の「晴れの海」の周辺(480×480のサイズで1:1で切り出し)


デジスコで撮影した木星。縞模様がわかります。(2008年7月13日)


デジスコで撮影した土星。環がわかります。(2009年4月9日)
(環は現在、薄く見える時期になっています)


デジスコで撮影したうしかい座の恒星Arcturus。(2009年4月11日)

 

 

【リンク】

  • 国立天文台 (星空情報や、月球儀のペーパークラフトの型紙など、様々な楽しい情報があります。)