各室のパッキン交換工事

 2004年実施

 

 近年、住居の台所・浴室・洗面所の給水栓と配管の間にあるパッキン(特に給湯側)の経年劣化が原因となる下の階への漏水事故が何件か、発生していることから平成16年管理組合定期総会の第9号議案の「専有部給水系統パッキン一斉交換工事」として予防保全工事が承認され ました。そして2004年10月から11月にかけてのユニットバス、洗面台、キッチン流し台の水栓と給水管・給湯管の間のパッキン交換工事が全戸、実施されました。
 パッキンの交換にあわせて給水管、給湯管からの漏れの有無を確認したところ、給湯管ではユニットバスで5箇所、キッチン流し台で1箇所、微量の漏水が確認されました。給水管では漏れはありませんでしたが、電蝕のような錆びかたがキッチン流し台で7箇所確認され、給湯管の漏水修繕は区分所有者の負担工事となるため、漏水を居住者に報告し、対応がとられました。
 漏水事故となる前の微量の漏れを複数の住居で発見でき、適切な時期に保全工事を実施できたと考えられます。

【参考】 専有部の設備配管の一体的管理