コープ野村南流山弐番街の耐震設計について

 

 構造設計偽装問題が2005年に表面化し、社会問題となっています。ニュースを通じて地方自治体などの所管部署が「性善説で考えていて偽装されているとは思わなかった」などと発表するのを聞くと、行政のレベルが落ちていることを痛感せずにいられません。「法がなぜできたか?」、「なぜ、罰則規定があるのか?」など、法に関する概論書の内容を理解できていれば、性善説などという言葉は決してでてこないはずです。行政は法の知識を持っている部署はあるが、持っていない部署もあることが実証されてしまったようです。また、設計の実務をしていないと、現場的な「おかしい!」という直観が働かないことは自明ですから、行政にあっては・・・。

 さて、「コープ野村南流山弐番街の皆様へ」として野村不動産(株)から、「コープ野村南流山弐番街は昭和56年の建築基準法改正後の「新耐震設計法」による設計」として下記のものが掲示板に貼られています。当然ながら問題となっている設計士の関与はありません。

 

【その他】