内玄関の照明

 

【ダウンライト化前】


オリジナルの玄関照明

 当マンションは内玄関兼廊下。「来客は明るい玄関で迎えたい」という要求がある一方、夜、洗面所にいく時は「ほどほどの明るさで」という相反する要求があります。
 入居時の天井直付けシーリングライトは左の写真のもので高さ約 15 cmの立方体で透明なクリスタル調のカットがつき、配光のばらつきがあり、グレアを感じました。


BA-1673 (キシマライティング
消灯でストロボ撮影

 オリジナルの照明器具から配光を穏やかにし、器具の高さを低くして圧迫感を減らそうと キシマライティングの小径の背の低い天井直付器具(上の写真)に交換しました。
 当時、「必要最小限の明るさでよい」と、器具自体はミニクリプトン球60W対応のものを40Wを使っていたことから、くつ磨きなどの作業には少々暗いものでした。


左の照明器具による玄関ホール

 たたき部分がレンガ色の樹脂タイルで玄関ホールに入ると薄暗く、狭さを感じていました(天井高が2150mm (廊下部分は2100mm)で他の居室(天井高2500mm)に比して低いことも一因)。そこでたたきの部分に明るい樹脂タイルを重ね貼ね、これで雰囲気が明るくなりました。

 

【ダウンライト化、そしてその効果】

 天井面をすっきりさせるため、埋込み式のダウンライトが取り付け可能か、内玄関の天井内部 をチェックしました。写真の左側がキッチンからの排気ダクト、右側がTESの給気ダクトとその奥にTESの煙道が見えます。中央の軽鉄の奥にジャンクションボックスが見え、その直下がシーリングライトで す。この部分を利用すればダウンライト化が可能です。
 そして埋込み式のダウンライト(東芝ライテック(株)、BFD10808EL)を従来のシーリングライトの位置に設置し、更にたたき部分、そして梁で光が遮られるために洗面所前の廊下へも増設しました。

ダウンライトの配置(3灯)

ダウンライト(点灯状態)

たたき部のダウンライト
 40Wのミニクリプトン球だったのが60W電球と同等の電球形蛍光ランプ13W×3灯 となったことから、改修直後、同じ面積なのに広くなった感じがしましたが、「明るすぎるのでは?」と 少し気になりました。しかし、そのような感じも数日経つと慣れ、内玄関での作業性がよくなったことに満足しています。
 なお、内玄関の照明の明るさに調整代を残したい場合は、40W相当の電球型蛍光灯の使用可能なNationalの製品から選ぶのが現時点(平成17年)ではよさそうです。(各社のダウンライトは自社の電球型蛍光灯の蛍光灯を前提に設計されていることから、互換性がないと考えた方が無難です。)

ダウンライトにした内玄関

洗面所前のダウンライト

■ 照明スイッチ

 各住居の玄関は外光が届かない位置にあり,出かける際には照明が必要です。また、スイッチの位置はたたきの部分から手の届きにくい位置にあります。そこで「玄関照明用スイッチ」というタイマー内蔵のものに交換しています。これにより廊下でスイッチをオフしても靴をはく時間は点灯してくれます。

 夜、誰もいない家に帰った場合、内玄関が真っ暗で、照明のスイッチが廊下側にあり手を伸ばさないと届かないため、改善したいと思っています。『松下電工NAISショールーム汐留』で暗くなると点灯するLEDを使ったフットライト(LBJ70980, \6,220)を見つけました。これならば夜間常時点灯でも消費電力をあまり気にすることもありませんし、バッテリで停電時に自動点灯するため、夜間に大地震と停電が重なった場合にも足下の明かりが確保されて安心です。
 現在はWTP4087WP(写真右)を入手して寝室のコンセントにつけていますが、将来的には廊下へ取り付けられるようにコンセントを増設したいと考えています。