トイレ

 

 

■ 扉の交換

■ トイレ

 トイレの標準のドアは洋室と同じ白のフラッシュドアでした。他の部屋のドアの交換と あわせて木目調の1パネル付ドアに交換し、従来の丸ノブも開閉の楽なレバーハンドルにしました。(介助の必要な方が同居される場合、既存の扉枠の幅52cmは狭 く、大掛かりな改修となりますがドア枠を交換して幅の拡大を考慮する必要があります。)

 トイレは洗浄便座を取り付けています。そして市販の棚取り付け金具と棚板(トイレの幅に合わせてカット)で飾り棚を設け、殺風景になりがちなトイレ内に遊びの空間を設けています。

■ 照明器具


既存の照明(ボール球)

ダウンライト

 トイレの既存の天井照明器具NL56213 (松下電工)は 、標準で100Wまでのボール球が取り付け可能です。暗いと感じる場合、電球交換で明るくできます。
  一方、既存の照明器具ではトイレに入った時に、光源を直視することになることから、夜、起きてトイレを使う時など、まぶしさを感じるものです。そこでダウンライトのDDL-31637 (DAIKO) に交換しました。このダウンライトは60Wの白熱球用ですが、電球形蛍光灯も使えます。連続使用時間を考えれば電球のままでよいのですが、「スイッチONですぐに明るい」とする60W相当の電球色のパルックボールスパイラル(EFA15EL/12、松下電器)に交換しました。 天井に突出物がなくなったことから広がり感も得られるようになりました。

■ 便器

 トイレで用をたす場合、「もう少し快適に」という思いは誰でもお持ちのことと思います。
 臭いについて、トイレ室内に入った直後のものは換気扇を常時ONとし、また、こまめに掃除をすれば感じることはありません。また、排泄時のものは排泄にあわせて水を流せば(レバーは小の方で大丈夫と思います)かなり軽減されます。
 便座の冷たさについては個人差があり、私の場合は集合住宅でトイレ室内の温度が冬でも比較的高いことから気になりませんが、暖房便座の利用があります。
 清潔にということでは下記の洗浄便座に代わるものはありません(これは日本の素晴らしい発明と思います。暖房便座も機能として付属しています)。
 トイレの座面の高さは約40cmですが、加齢や病気などで膝が曲げにくく立ち座りがつらく、「座面が低い」とお思いの方もいらっしゃると思います。この改善には便座の高さを高くする補高便座(公的介護保険・福祉用具購入対象)がメーカーから発売されています。
 「掃除をしてもきれいにならない」ということについては残念ながら現在の便器では限界があるようです。
 次に洗浄便座と便器の交換について述べます。

● 洗浄便座の取り付け


洗浄便座用リモコン
 トイレ廻りの改修で、まず考えられるのが洗浄便座の取り付けです。デリケートな肛門に無理をかけませんし、拭き取りが悪くて下着を汚すことはありません。最近、消臭機能等、多機能化されていますが、リモコンのついた洗浄機能(暖房便座はほぼ、標準となっている)だけの直結型(ロータンクへ接続される配管の途中から洗浄便座への給水を取出す方式)であれば十分と思います。
 南流山弐番街の標準設定の洋風大便器C730にはレギュラーサイズの洗浄便座が適合します。若干の工事が必要ですが、直結型(ロータンクへ接続される配管の途中から洗浄便座への給水を取出す方式)を選定するのがよいと思います。
 洗浄便座は機能を絞った低価格帯の製品が登場する一方で、多機能化した高価格の製品も登場しています。使い勝手と掃除のしやすさから、洗浄便座に組込まれた操作パネルと機構部の突出が少ないデザインでリモコン付であれば、他は基本機能に絞ったもので十分と思います。

【一口メモ:トイレの臭いについて】

 「TOTO」の調べによると、トイレの臭気の3大原因として、「1. 部屋にこもった匂い(前の人の大便や屁の臭気)」、「2. 自分の排泄地のにおい」、「3. こぼれた小便」があげられています。
 1.は、2.と3.が原因となって生じます。
 2.は使用者の排泄物からの「におい」および、その排泄物が便器内に付着した「におい」に分けられます。排泄物は排泄時の最初の一塊が量が多く、臭いが強い傾向にあることから、それを排泄すると同じに水洗すれば、「におい」がかなりの部分を防ぐことができます。
 3.は、床、壁、便器に付着した小便から発生するもので小便に含まれる成分の経時変化によってにおいがきつくなります。このため、小便が付着したらすぐ、拭き取るなどのこまめな掃除が必要です。「家族の中にも礼儀あり」で、お互いが気持ちよくトイレを使えるように心がけましょう。

● 洋風大便器の交換

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