Bフレッツ(VDSL)
【事前調査】 Bフレッツ(VDSL)の導入の検討においては、既にBフレッツを導入している松戸市内の複数のマンションを調査し、VDSL装置の冷却ファンの音への配慮が必要なことがわかりました。住居隣のメーターパネルの中にVDSL装置を収容することも検討されましたが、VDSL装置を設備したメーターパネル近くの住居に騒音として迷惑がかかることが懸念されたこと、また、メーターパネルのスペースから全戸がBフレッツの利用を希望した場合、収容できるスペースがないことから、倉庫をMDF室として使用することになりました。
■ Bフレッツ利用で準備するもの図1 宅内のVDSLの基本構成 図1に宅内のVDSLの基本構成を示します。VDSL装置はNTTのレンタル品です。利用者はPCにLANインターフェース(100BASE-TX推奨。10BASE-Tでも利用できるが、VDSLの速度を利用できない)を取り付け、LANケーブル(100BASE-TX対応推奨。電話のモジュラージャックからPCの使用場所までの距離+αの長さのもの)を準備します。家族で複数台のPCを使う場合はブロードバンドルータ(PPPoE対応、UPnP機能に対応したもの)を準備します。なお、後述のIP電話を使用の場合はVoIPアダプタ動作確認ルータ一覧で動作確認された製品を選ぶことが安心です。 ■ IP電話とは IP電話はインターネットの技術を利用した電話サービスで各ISPでADSLコース、Bフレッツコースに付加して提供されるサービスです。有料でしたが、最近は無料とするISPが増えています。同一あるいは提携ISPのIP電話間なら通話料金が無料、そしてIP電話にも050で始まる電話番号が割当てられたことで、IP電話から加入電話への通話は全国一律3分8.4円(税込)*1、加入電話からIP電話への通話は全国一律3分11.34円(税込)*1というように従来の加入電話間の通話料金より安く、かつ加入電話と同じように使えるようになりました。数年前、「少しでも電話料金を安く」と「マイライン」の選択に頭を悩ませましたが、IP電話の本格登場でそのメリットは薄れてきました。「月々の加入電話料金が・・・」というご家庭は検討されるとよいと思います。 ■ IP電話を使用するには IP電話を使用するには利用するISPにIP電話使用の申込みが必要です。さらにNTTの提供するIP電話機対応機器(レンタル料金399円/月。買取の場合は15,540円)の設置が必要となります。 a. IP電話機対応機器(アダプタタイプ)の使用(スループット最大7Mbpsで制限) b. IP電話機対応機器(ルータタイプ)の使用(スループット最大30Mbpsで制限) 注: INS回線の場合、TAからでた電話線をIP電話対応機器に接続します。 図2 IP電話の接続法 ■ ISPの選び方(参考) 上のISPの比較表は平成14年のアンケートのご回答に含まれたISP業者を中心にまとめたものです。新規加入する場合、ISP選択のポイントとして、大量の電子メールの処理が必要な場合はメールボックス容量の大きな業者、ご自分のホームページを作りたい場合は無料のホームページ容量の大きい業者、「家族全員に電子メールアドレスを」という場合は追加費用なく複数の電子メールアドレスをもてる業者が候補となります。また、「外出先からもインターネットに接続してメールを」という使い方ではISPがダイヤルアップ接続やWebMailに対応していることが必要です。BIGLOBEのように無料のセキュリティをセールスポイントにしているものもあります。 【参考】
|