日常メンテナンス
春秋の自治会のクリーン作戦で、玄関の外まわりのメーターボックス、手摺などの清掃を皆さんにお願いしていますが、インターフォン、新聞投入口の枠など、埃が溜まりやすいことから、気づかれた時にさっと拭き掃除をされると、来客を気持ちよく迎えることができます。(このような部分は定期清掃の契約外となっています。)
■ ドアメガネのクリーニング
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メーターパネルには写真の換気口がついています。浴室の湯気やトイレ内の空気は換気扇で外部に排出されますが、その分だけ、空気を取り入れる必要がありますが、この換気口が外気を室内に取り入れる役目をしています。しかし、8割位の住居がこの換気口の中の虫除け用の網に埃を溜まらせた状態となっています。この状態ですと、換気が悪くなるのに加え、溜まった埃を呼吸することになります。時々、プラスティックのキャップを外して内部の網を水洗いするだけできれいになります。なお、冬期寒いからと洗面所のダクト内のダンパーを閉じるご家庭があるとのことですが、これは防火ダンパーです。常に開の状態で使って下さい。 |
【参考】
コンクリート構造のマンションは機密性が高いため、換気について配慮する必要が有ります。当マンションでは南面、北面の各室の壁面に開いた直径5cmくらいの通気孔と、洗面所の鏡の隣の丸いプラスチックのガラリから玄関外のメーターボックスに出たダクトが外部からの空気の取り入れの役目、そしてトイレ・浴場の換気扇と台所のキッチンフードが排気の役割をします。特に洗面所の通気孔は通気量の上で重要な役割をもちます。壁面の換気孔は「開」の状態にして、快適な室内環境を維持しましょう。また、浴室換気扇はいつもONにしておくのが浴室周りに湿気を帯びさせないためにはよいです。
キッチンフード内の排気ファンのフィンも、浴室換気扇と同様に定期的に掃除をします。キッチンの場合は湯気だけでなく油煙もありますので、なかなかその汚れは落ちません。そのような汚れ落し用の洗剤もありますので、これをその使用説明に従い利用します。
換気扇を室内換気のために常時、ONの状態で使っていますと、浴室の換気扇の排気用の穴明きメタルの周囲にほこりがたまってきます。これは排気の抵抗となりますし、気持ちのよいものではありませんので、気がついたら乾いた雑布でふき取ります。
TESの暖房機の各室ユニットのフィルターが詰まっていると、空気の流れが悪くなり、暖まらないばかりか、無駄にガスを消費することになります。時々、フィルターを点検して埃が詰まっているようでしたら、洗浄しましょう。
フィルターの掃除はエアコンについても同様です。やはり、フィルターの点検をしましょう。(フィルターの交換の必要なものはメーカーの説明書に従ってください。)
4階、6階、8階の開放廊下に面した壁面のTESの排気孔の下にTESの排気から生じた凝集水を受ける容器が取り付けてあります。容器から水があふれて廊下が濡れますと、清掃がしにくく、また、特に冬季は凍結して歩行者が滑る原因になります。4階、6階、8階にお住まいの方は時々、容器の中を見て凝集水が溜まっているようでしたら、手摺側の雨水排水口に流してください。
各住居の電気設備の日常メンテナンスとして、蛍光灯や電球の掃除があります。照明器具の反射板やカバー、そして電球や蛍光灯についていた埃を
取り除くと明るくなったことが実感できるものです。照明器具は高い位置にあり、安全に作業する必要がありますので、ペンダントライトは引掛けシーリングで外して、シーリングライトのカバーなどを外したら一旦、床の上に降りてそれらを掃除してから取り付けることをお勧めします。
コンセントに埃が溜まっているとトラッキング火災の危険があります。時々、テレビの裏などをチェックして掃除しましょう。詳細は「家電製品の安全」のページをご覧ください。
玄関の土間と床の境界部分は木部となっています。この部分は汚れを落として木用のワックスがけを行ないます。これにより、木部の経年変化を防ぐことができます。
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面倒な窓のガラス拭きも道具によって楽しいものになります。写真のグラスワイパー(価格398円)はスポンジ側に水をつけてガラス面を濡らし、ゴムブレード側で拭き取る もので、気分だけ『ガラス拭きのプロ』で作業を能率よくできます。なお、室内側は水が垂れると困りますので、ガラスクリーナーで吹いてからウェスで 汚れと一緒に拭きとるのがよいようです。 |